気ままな読書ノート

日本の小説を中心に読んだ本の感想を書いています。時々IT関連本や本の自炊の話題も。最近は自炊した書籍をiPhoneで再読することも多いです。

2011-10-03から1日間の記事一覧

汐のなごり - 北重人

江戸時代の水潟(架空の街、山形県酒田市がモデルと思われる)を舞台とした短編集。第140回直木賞の候補作で、6編が収められています。どれも心に染みるいい話でした。特によかったのは「海羽山」。幼いときに生き別れた兄と、年老いてからの再開の物語に…