気ままな読書ノート

日本の小説を中心に読んだ本の感想を書いています。時々IT関連本や本の自炊の話題も。最近は自炊した書籍をiPhoneで再読することも多いです。

2011-12-31から1日間の記事一覧

海炭市叙景 - 佐藤泰志

架空の都市「海炭市」に暮らす人々を描いた短編集。最初の話があまりにも暗く、陰鬱とした印象が拭えないまま最後まで行ってしまいました。登場人物達が現実を生きているという感じはするし、心に迫るものはあるのですが、なにかしら救いが欲しかったと思い…