気ままな読書ノート

日本の小説を中心に読んだ本の感想を書いています。時々IT関連本や本の自炊の話題も。最近は自炊した書籍をiPhoneで再読することも多いです。

夏目漱石

門 - 夏目漱石

『三四郎』 - 『それから』 -『門』 と続く3部作の最後の作品ですが、『それから』を飛ばして読んでしまいました。前半は、残念ながらぐいぐいと物語の中にに引っ張り込む力を感じませんでした。後半になり、この夫婦に何があったのかがわかり、やっと僕の心…

三四郎 - 夏目漱石

随分前に読んで、途中で挫折した本ですが、青空文庫で再読。三四郎の煮え切らない態度に自分を重ね合わせながら読みました。明治時代の若者も現代の若者も、根っこのところはそれほど変わっていない。三四郎も、美禰子もみんな迷羊なんだなー。文章の言い回…

こころ - 夏目漱石

まずは、Bookデータベースからの抜粋 親友を裏切って恋人を得たが、親友が自殺したために罪悪感に苦しみ、自らも死を選ぶ孤独な明治の知識人の内面を描いた作品。鎌倉の海岸で出会った“先生”という主人公の不思議な魅力にとりつかれた学生の眼から間接的に主…