気ままな読書ノート

日本の小説を中心に読んだ本の感想を書いています。時々IT関連本や本の自炊の話題も。最近は自炊した書籍をiPhoneで再読することも多いです。

自伝・伝記

志高く 孫正義正伝 完全版 - 井上 篤夫

iPod Touchで読みました。ソフトバンクの孫正義の半生をまとめたノンフィクションです。孫正義という人の生き方、とても興味深く読みました。特に、学生時代の様々なエピソードは、読んでいてワクワク感があり、引き込まれました。何かを成し遂げる人という…

人民は弱し 官吏は強し

大正時代には全盛期を迎えた星製薬会社の創業者であり、ショートショートの第一人者である星新一の父親である星一(はじめ)氏の伝記小説です。ずいぶん前に一度読んだことがありますが、最相葉月の『星新一 1001話をつくった人』を読んで、再度読んでみた…

アップルを創った怪物

スティーブ・ジョブズと共にAppleを創業した伝説のエンジニア「スティーブ・ウォズニアック」の自伝です。ウォズが昔を思い出しながら、口述したものをライターさんが昔語りの雰囲気を残したまま書籍としてまとめています。スティーブジョブスと違い、全く表…

天才の栄光と挫折―数学者列伝

『国家の品格』の著者として知られる数学者・藤原正彦氏が書いたノンフィクション作品。著者が尊敬する9人の天才数学者たち(ニュートン、関孝和、ガロワ、ハミルトン、コワレフスカヤ、ラマヌジャン、チューリング、ワイル、ワイルズ)の人生を綴っていま…

聖の青春

このノンフィクション作品はパワーがあります。難病と闘いながら,29年の短い生涯を生き抜いた棋士・村山聖(さとし)プロの物語です。 発病する前の幼い頃から、生涯を終えるまでが丁寧にそして力強く描かれています。子供時代にプロを目指すと宣言する情熱あ…

望郷と訣別を −中国で成功した男の物語

香港、中国でゼロから工場進出に成功した石井次郎氏の半生を描くノンフィクション。佐藤正明氏の本はこれで3冊目ですが、この本もめちゃくちゃ面白かった(表現が適切ではないですが)です。文庫本で加筆された終章を加えると700ページを超える大作です…

だから、あなたも生きぬいて

「いじめ、自殺未遂、中卒、非行、極妻、司法試験合格」、そんな信じられない道を歩んできた女性の半生をつづった自伝。このお話しが小説ではなく、本当にあったことなんだ、ということに本当に驚きました。人間、その気になれば、やり直しがきくんだという…

ラッキーマン

「ほんとうに大切なものを、ぼくは病気のおかげで手に入れた。 だから、ぼくは自分をラッキーマンだと思うのだ。」30歳の若さでパーキンソン病という不治の病に侵されたマイケル・J・フォックスの自叙伝です。この本は、ベストセラーとなった本ですので、…