西加奈子
上巻を読んでから、かなり時間が経ってしまいましたが、下巻読み終わりました。 歩が転落していくのは、家族との関わり合いを避け、すべてを人のせいにしていたツケが回って来たということなのかな。 姉が歩に言う「あなたが信じるものを、誰かに決めさせて…
主人公・歩(アユム)の幼少期から高校生までが一人称で語られます。父親の赴任先であるエジプトで過ごした時の友達ヤコブとの合言葉「サラバ」が下巻でどう繋がっていくのだろう。それと、イスラム教、コプト教、そして教新興宗教「サトラコウモンサマ」と…
初の西加奈子作品。好き嫌いのわかれる作品だと思いますが、僕は完全にやられました。ありきたりな感想ですが、実に良かったです。 作家さんの名前からふんわりとした感じの小説を書く人かなと勝手に思ってましたが、全然違いました。 他人と交わるのがそれ…