気ままな読書ノート

日本の小説を中心に読んだ本の感想を書いています。時々IT関連本や本の自炊の話題も。最近は自炊した書籍をiPhoneで再読することも多いです。

オブジェクト指向でなぜつくるのか

この本は、プログラマの視点から見た時に、オブジェクト指向とはどんな技術なのかを分かりやすく説明している本です。
ただ、プログラマの視点とは言っても、プログラムコードはほとんど出てきませんので、特定の言語に依存した話はほとんどありません。
Javaプログラマでも、C#プログラマでも、Delphiプログラマでも、C++プログラマでも、すんなりと読むことのできる本です。
また、UMLモデリング開発プロセス、パターンなどについても触れられていますので、オブジェクト指向技術全般の知識を得ることができます。

「10年後も通用する基本を身に付けよう」というコンセプトで作成された本ということですが、まさしく、この本に書かれている知識は、10年後も間違いなく通用する技術だと思います。これからオブジェクト指向の学習を始める人だけではなく、ある程度オブジェクト指向について知っている人にとっても価値のある本だと思います。
オブジェクト指向の入門書は色々出ていますが、お勧めの1冊です。

オブジェクト指向でなぜつくるのか―知っておきたいプログラミング、UML、設計の基礎知識―

オブジェクト指向でなぜつくるのか―知っておきたいプログラミング、UML、設計の基礎知識―