レベル7 - 宮部みゆき
「明日 レベル7まで行ってみる。戻れない?」女子高生が日記に残した謎の言葉。レベル7っていったい何? この謎が完全に僕の心を捉え、最後まで一気に読んでしまいました。
ジグソーパズルのピースがひとつずつ繋がってゆき、一枚の絵が出来上がってゆくような話の展開、計算され尽くされた数々のエピソード、超一級品とはまさにこのことだと思います。「レベル7」という題も良いですね。
僕は、早く次のページをめくりたいという衝動を抑えることができず、ハイペースでページをめくり続けてしまいまったのですが、読み終わった後、なんてもったいないことをしたんだろうと後悔してしまいました。
もし、これからこの小説を読む人は、先を知りたいという衝動を抑え、じっくりと読んでほしいと思います。
- 作者: 宮部みゆき
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1993/09/29
- メディア: 文庫
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