気ままな読書ノート

日本の小説を中心に読んだ本の感想を書いています。時々IT関連本や本の自炊の話題も。最近は自炊した書籍をiPhoneで再読することも多いです。

聖母の日

偶然手に入れた古文書をもとに聖母マリアが眠るという洞窟を探し当て、老女の遺体をニューヨークの協会に移送したことから、次々と奇跡が起こり始める。
F・P・ウィルスンが女性名義メアリ・E・マーフィーで発表したといこともあり、ナイトワールドサイクルとはちょっと趣が異なった作品です。前半は、非常にテンポ良く話が進みアドベンチャー的な要素が多いのに対し、後半は、ウィルスン特有のホラーの要素がかなり強くなります。

聖母の日〈上〉 (扶桑社ミステリー)

聖母の日〈上〉 (扶桑社ミステリー)