気ままな読書ノート

日本の小説を中心に読んだ本の感想を書いています。時々IT関連本や本の自炊の話題も。最近は自炊した書籍をiPhoneで再読することも多いです。

大事なことはすべて盛田昭夫が教えてくれた

ソニーを世界企業に育てたあげた盛田昭夫氏の素顔に迫る一冊。
ウォークマンの開発プロジェクトのリーダを務めた著者だからこそ描ける盛田昭夫氏の様々なエピソードを知ることができます。盛田昭夫という人の魅力を存分無く伝えてあると思います。
この本の最後にこんな文章があります。「盛田は自分がカリスマになることを恐れていた。カリスマは一時の存在でしかない。しかし企業は永続してゆきたい。だから自分はカリスマではなく、次の世代にどう引き継いでいくかを絶えず考えていたのである」
ページ数も230ページほどで、読むのに丁度良い分量ですね。