気ままな読書ノート

日本の小説を中心に読んだ本の感想を書いています。時々IT関連本や本の自炊の話題も。最近は自炊した書籍をiPhoneで再読することも多いです。

ジェットエンジンに取り憑かれた男〈上〉

題名の通り、ジェトエンジンの開発に心血を注いだ技術者たちの物語(ノンフィクション)です。上巻は、第二次世界大戦の真っ只中、日本初のジェット機「橘花」とそのエンジン「ネ20」を開発した技術者達の物語です。終戦が迫った厳しい状況の中で、エンジンを完成させた技術者達の情熱、執念、苦闘は、僕なんかは、とても太刀打ちできそうもありません...
上巻の後半では、戦後の物語になります。戦後7年間の空白を経て、再びジェット機開発を開始します。下巻は、敗戦を乗り越えて奮闘する不屈の技術者たちの秘話。