気ままな読書ノート

日本の小説を中心に読んだ本の感想を書いています。時々IT関連本や本の自炊の話題も。最近は自炊した書籍をiPhoneで再読することも多いです。

博士の愛した数式 - 小川洋子

記憶が80分しか持たない年老いた元数学者と、家政婦の「私」とその息子とが織り成す、心温まる、優しい気持ちになれるお話です。 これといった大事件はないけれど、上品な語り口が物語の中に僕を引き込んでくれました。
忙しい日々に追われている現代人にとって、心の安らぎってなんだろう、そんなことを考えさせてくれました。
また、数学好きでない人も、きっと数の持つ不思議に魅了されると思います。

博士の愛した数式

博士の愛した数式