気ままな読書ノート

日本の小説を中心に読んだ本の感想を書いています。時々IT関連本や本の自炊の話題も。最近は自炊した書籍をiPhoneで再読することも多いです。

望郷と訣別を −中国で成功した男の物語

香港、中国でゼロから工場進出に成功した石井次郎氏の半生を描くノンフィクション。
佐藤正明氏の本はこれで3冊目ですが、この本もめちゃくちゃ面白かった(表現が適切ではないですが)です。文庫本で加筆された終章を加えると700ページを超える大作ですが、中だるみすることもなく、最後まで夢中で読み通しました。
それにしても石井次郎氏の類まれな行動力と奉仕の精神にはただただ驚くばかりです。本当にこんな凄い日本人がいるのか、と思えるほど凄い。とても凡人にはマネできないですが、この本を読んで勇気を貰うことができました。
ビジネスマンはもちろん、若い学生の方々にも是非読んで欲しい傑作です。

望郷と訣別を―中国で成功した男の物語 (文春文庫)

望郷と訣別を―中国で成功した男の物語 (文春文庫)