あかんべえ(下) - 宮部みゆき
後半、2つのクライマックスがあり、両方とも泣けます。そして、暖かい気持ちになります。宮部みゆきには珍しいドタバタ劇もあり、笑いと涙ありの感動物語になっています。彼女の作品らしくない部分もあり、異色の作品かな、と思います。
もちろん、宮部みゆきの得意とする人の心の中の暗部も描かれていて、主人公「おりん」の善との対比も見事。
ただ、おりん、おゆう、おみつ、おたか、おつた、ひらがな3文字の登場人物が多いのには困りました。途中で混同しそうになりました。
- 作者: 宮部みゆき
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2006/12/22
- メディア: 文庫
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