気ままな読書ノート

日本の小説を中心に読んだ本の感想を書いています。時々IT関連本や本の自炊の話題も。最近は自炊した書籍をiPhoneで再読することも多いです。

読書入門―人間の器を大きくする名著

『声に出して読みたい日本語』で有名な斎藤孝さんの本の紹介本です。
最近、強く「読みたい!」と思う本がなくて、良い本はないかなと探していたときに見つけた本。
目次を見ると、僕が読んだことのない本ばかりが紹介されています。僕も今までに随分と沢山の本(たぶん1000冊近くは読んでいると思う)を読んできましたが、この本で紹介されている50冊のうち、読んだことのあるのは、『若き数学者のアメリカ(藤原正彦)』の1冊だけでした。
これは、僕の読書が偏っているからなのか、斎藤孝さんとは指向性がまったく合わないのか、どちらなのか良くわかりませんが、とにかく、読書の幅を広げる助けになると思い購入。
紹介している本は、自伝・エッセイ、ノンフィクション、心理・哲学、歴史、神話の世界、絵本・漫画、文学・小説など幅広い分野から選ばれていて、50冊のうち、10冊くらいは読んでみたいと思う本がありました。
この本の前書きにはこんな文章があります。

人間は年齢にかかわらずその器を大きくしていくことができると、私は考えています。そして読書体験はそのために非常に役立ってくれるものなのです。(中略)読書とは、今ある自分とはまったく異なる性質の人間を心のなかに住まわせることであり、その分だけ、自分の器を大きくしてくれるものなのです。

今からでも器を少しでも大きく出来ればと思います...

読書入門―人間の器を大きくする名著 (新潮文庫)

読書入門―人間の器を大きくする名著 (新潮文庫)