DEADLINE - 建倉圭介
第2次世界大戦で欧州戦線に参加し、負傷して米本国に帰還したミノル・タガワは、大学に復学し、世界初のコンピューター開発計画の1メンバーとして携わることになります。しかしそれがきっかけで、原爆が日本へ投下されることを知ります。ミノルは、その前に戦争を終わらせるために、日本へ密航することを決意します。
ENIAC開発の前半部分も興味深く読めましたが、中盤以降の手に汗にぎるスリル満点の展開がとても良かったです。単なる冒険小説ではなく、コンピュータ、原子爆弾、戦争、人種差別、少数民族、家族、愛、いろんな要素が詰まった傑作だと思います。
- 作者: 建倉圭介
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2007/11
- メディア: 文庫
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