気ままな読書ノート

日本の小説を中心に読んだ本の感想を書いています。時々IT関連本や本の自炊の話題も。最近は自炊した書籍をiPhoneで再読することも多いです。

絲的メイソウ - 絲山秋子

絲山秋子の素顔がわかるエッセイ集。自分をさらけ出して書いているからでしょうか、とても面白く読むことができました。
「世の中よろず五七調」には驚きました。エッセイの文書がすべて五七調で書かれています。その発想がすごいし、実際に書いて発表してしまうその大胆さ。なかば、なげやりともとれますが...
しばらくは、僕の頭の中も五七調が渦巻いていました。
「禿礼賛」「自分の取説」も可笑しかったです。これ読んだら、絲山秋子の小説を見る目(読む目?)が変わりそうです。

絲的メイソウ (講談社文庫)

絲的メイソウ (講談社文庫)