気ままな読書ノート

日本の小説を中心に読んだ本の感想を書いています。時々IT関連本や本の自炊の話題も。最近は自炊した書籍をiPhoneで再読することも多いです。

食堂かたつむり - 小川 糸

前半は、静かにゆったりと流れる時間が心地よい。
ゆったりと流れる時間のなかで、心静かに、美味しい食事をいただくことって、普段の生活の中では、ほとんどないので、想像して勝手に幸せな気分に浸ってました。

そして後半、思わぬ方向に話が展開し、母と娘の物語だったんだと気がつく。そして「生」「命」について思いを巡らせる作品。

『食堂かたつむり』は、amazonでは厳しい評価の人が多いですが、僕はそれほど気にならなかったし、作品の持つ雰囲気が良いなーと感じました。

食堂かたつむり

食堂かたつむり