イニシエーション・ラブ - 乾くるみ
いったいどこがミステリーなんだ!単なる恋愛小説じゃないの?と思って読んでいたけど、まさか、まさかのラストでした。途中、なんか変だなーってひっかかる部分はあったけど、その真相にはまったく気がつきませんでした。完全に騙されました。映像のない文章からなる小説だからこそのトリックというか仕掛けでしたね。読み終わって、後からじわじわとその怖さが増してゆきます。2度読みたくなるというのもうなずけます。女は怖い... 恐ろしい小説です。
ところで、乾くるみって男性だったんですね。知りませんでした。「リピート」読んだときは女性が書いたものと信じて読んでました。
- 作者: 乾くるみ
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2007/04
- メディア: 文庫
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