こころの情報学 - 西垣通
情報学(情報科学とはまた別の学問のようです)についてはほとんど知識がなかったせいか、第1章「情報から心をみる」からつまずきました。
Bookデータベースから抜粋しますが、
地球上に生命が誕生した三十数億年前に、情報も同時に誕生した。情報とは生命の意味作用であり、ヒト特有の言語もその発展形にほかならない。すなわち、ヒトの“心”とは“情報”が織りなすダイナミックなプロセスなのである。
解ったようで解らない、そんなもやもや感のまま第2章の「機械の心」、第3章「動物の心」へ。まあこの2つの章はある程度知識があるので興味深く読めました。
そして第4章「ヒトの心」でまたモヤモヤ感。言葉と権威についてはなるほどと思うけど、「神話とゴシップ」についてはいまいち納得感が得られません。
それにもまして、機械情報の出現がヒトのこころを変えたということに?マーク。思うに「心」の定義が理解できないまま読み進めてしまった事が、原因かな。それと僕の文章理解力のなさが問題なのでしょう。
僕としては、「機械の心」「動物の心」「ヒトの心」と来て、最後にまた「機械の心」に戻って、AIについてもっと掘り下げてほしかった。
- 作者: 西垣通
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 1999/06
- メディア: 新書
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