気ままな読書ノート

日本の小説を中心に読んだ本の感想を書いています。時々IT関連本や本の自炊の話題も。最近は自炊した書籍をiPhoneで再読することも多いです。

ロボットという思想~脳と知能の謎に挑む - 浅田稔

著者があとがきで「いかんせん(私は)工学出身なので説明が難しいかもしれません」と書いているとおり、素人の僕には良く理解できない記述もあり、途中で睡魔に襲われてしまうこともありましたが(笑)、ロボット工学についての理解を深めることができました。

手塚治虫の『火の鳥 復活編』や浦澤直樹の『PLUTO』、『2001年宇宙の旅』に登場するHALなどの話題の部分は、特に興味深かく読む事ができました。

人工知能を作るには体が必要という話は以前別の本で読んだ事がありましたが、なるほどそういうことだったのかと納得しました。浅田博士が目指す、「一から言葉を覚え、人とコミュニケーションできるロボット」がいつか実現できたら素晴らしいでしょうね。

 

ロボットという思想~脳と知能の謎に挑む(NHKブックス)

ロボットという思想~脳と知能の謎に挑む(NHKブックス)