気ままな読書ノート

日本の小説を中心に読んだ本の感想を書いています。時々IT関連本や本の自炊の話題も。最近は自炊した書籍をiPhoneで再読することも多いです。

三国志(四) 臣道の巻 - 吉川英治

この巻あたりから俄然面白くなってきた。

戦乱の世の負けたものの定めとは言え、呂布の最後はなんとも可哀そう。
曹操の残酷無比な所業と優秀な家臣を厚遇する態度のギャップには驚かされる。
劉備は仁徳だけではないしたたかさで生きながらえる。
そしてこの巻はなんといっても関羽劉備への忠義が心に響く。次回で関羽がどう劉備と再開を果たすのかが楽しみだ。

 

三国志(四) 臣道の巻 (新潮文庫)

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