2014-07-17 三国志(十) 五丈原の巻 - 吉川英治 吉川英治 約8ヶ月にわたって読んできた三国志がとうとう終わりました。 最終巻は諸葛亮孔明と司馬懿仲達との戦いが中心。二人の知略戦は読み応えがあるけれど、やはり関羽、趙雲といった英傑がいない戦いは寂しいです。終わりが迫っていることがわかっているので、わくわくする感じがしません。 心情的には、孔明にもう少し長生きして欲しかったですが、そうなったとしても歴史は変わらなかったかな。孔明の死と共に、吉川三国志は幕を閉じましたが、この三国志を通じて思うのは、栄枯盛衰は世の常であり、大きな歴史の中では人生は短く、一人の人間が出来ることは限られている、ということですね。 三国志(十) 五丈原の巻 (新潮文庫) 作者: 吉川英治 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2013/08/28 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (1件) を見る