気ままな読書ノート

日本の小説を中心に読んだ本の感想を書いています。時々IT関連本や本の自炊の話題も。最近は自炊した書籍をiPhoneで再読することも多いです。

No.6 #9 - あさのあつこ

ついに完結。第一巻を読んだのが 2011/1 ですから、なんと4年かけての読了です。

イヌカシと力河がネズミと紫苑の脱出を待つシーンは読み応えがありました。聖都市「No.6」の最後はちょっとあっけなかったけれど、組織が崩壊する時は意外とそんなものなのかもしれないなー。

この小説は全体的に見れば、子供達に勇気を与えるとても良いストーリーだとは思うのですが、最後の最後が腐女子が読む近未来BLみたいでなんだかなーという感じ。もっと別の表現の仕方があっても良いと思うのだが...。ちょっと残念です。