2015-08-14 夢魔の標的 - 星新一 星新一 星新一が書いた初の長編SFホラー。星新一の得意とするショートショートと同様とても読みやすい文章でした。 仕事の相棒である腹話術の人形・クルコが自分の意思とは関係なく突然勝手にしゃべり出す。自分の声なのに自分の意思ではないという不思議な現象に悩まされる主人公。なぜクルコが暴走を始めたのか、なんとかその理由を探り解決しようとするが、症状は重くなっていくばかり... 正体がなかなか分からないクルコが不気味でした。 これからどうなっていくんだろう?という興味が最後まで途切れずに、それなりに楽しめましたが、ショートショートのようなキレは感じられませんでした。 夢魔の標的 (新潮文庫 ほ 4-13) 作者: 星新一 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 1977/12 メディア: 文庫 クリック: 11回 この商品を含むブログ (6件) を見る