気ままな読書ノート

日本の小説を中心に読んだ本の感想を書いています。時々IT関連本や本の自炊の話題も。最近は自炊した書籍をiPhoneで再読することも多いです。

2004-08-29から1日間の記事一覧

火車 - 宮部みゆき

いまさら、この本を紹介するまでも無いと思いますが、「火車」は、僕が読んだ宮部みゆきの作品の中で、最も深く心に残っている大好きな作品です。他にも宮部みゆきの作品には傑作と呼べるものが沢山ありますが、この本は別格扱いです。「カード社会が生んだ…

ワカタケル大王(上)(下) - 黒岩重吾

舞台は、日本の5世紀。多くの反対勢力を滅ぼし、権力闘争の末ついには大王となったワカタケル王(雄略天皇)の生涯を描いた物語です。特に、後半のこの豪族葛城との戦いは圧巻です。この本を読んで驚いたのは、当時の日本と朝鮮半島の国々(百済、伽耶)との…