気ままな読書ノート

日本の小説を中心に読んだ本の感想を書いています。時々IT関連本や本の自炊の話題も。最近は自炊した書籍をiPhoneで再読することも多いです。

2005-02-06から1日間の記事一覧

粗にして野だが卑ではない

78才という高齢ながら財界人として初めて国鉄総裁の職に付いた石田禮助氏の生涯を描いた城山三郎の小説。「ずいぶんと多勢の人に仕えたが、あんな気持ちのいい人はいない。毎朝、石田さんに会うのが楽しみだった。生涯、あの人ほどの人物に会うことはないだ…