気ままな読書ノート

日本の小説を中心に読んだ本の感想を書いています。時々IT関連本や本の自炊の話題も。最近は自炊した書籍をiPhoneで再読することも多いです。

2006-06-18から1日間の記事一覧

かまいたち - 宮部みゆき

宮部みゆきの初期の時代物4編が納められています。表題作「かまいたち」は、連続殺人犯(辻斬り)を目撃してしまったことから、事件に巻き込まれてしまう若い娘の心理描写が秀逸。僕が一番気に入ったのは最も短い話である「師走の客」。最後に救いを用意し…