気ままな読書ノート

日本の小説を中心に読んだ本の感想を書いています。時々IT関連本や本の自炊の話題も。最近は自炊した書籍をiPhoneで再読することも多いです。

2009-12-05から1日間の記事一覧

砂の城 - 遠藤周作

随分前に読んだ本の再読です。母が遺した「美しいものと、けだかいものへの憧れだけは失わないでほしい」という言葉の意味を探し求める若い女性の青春小説です。どうしようもない男に惚れ、身をもち崩すおろかな女性と、まじめで常識的な主人公泰子との極端…