気ままな読書ノート

日本の小説を中心に読んだ本の感想を書いています。時々IT関連本や本の自炊の話題も。最近は自炊した書籍をiPhoneで再読することも多いです。

こころのマネジメント

東洋経済新報社のWebページの紹介だと、

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職場の意思疎通を高め、知的生産性をアップさせる電子メールの使い方を教える本。電子メールを心の病を癒すカウンセリング・ツールとして活用するコツがわかる!
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とありますが、この紹介文は本書の内容を正しく表現していないように思います。この説明では、なんとなくノウハウ本のようなイメージを持ちそうですが、いわゆる「管理主義」や「操作主義」ではない、新しいマネジメントスタイルの提案をしている本です。いやマネジメントという言葉も誤解を生みそうですね。
何と言ったら良いのかうまい言葉が思い浮かばないですが、職場の仲間と「こころ」の交流をはかり、ともに成長していくための手法であるウィークリー・メッセージを紹介した本です。ウィークリー・メッセージは、メーリングリストを利用しエッセイの交換をするという、いたって単純な手法ですが、それが、想像を超えた力を発揮し、職場の文化を変える力になりうることを、著者の実体験をもとにやさしく語りかけてきます。

こころのマネジメント―ひとりのメールが職場を変える

こころのマネジメント―ひとりのメールが職場を変える