気ままな読書ノート

日本の小説を中心に読んだ本の感想を書いています。時々IT関連本や本の自炊の話題も。最近は自炊した書籍をiPhoneで再読することも多いです。

ホンダ神話―教祖のなき後で―

副題は、「教祖なき後で」ですが、ホンダ創業時からの歴史が克明に描かれたノンフィクション作品です。
中心となる部分は、副題の通り、本田宗一郎と藤沢武夫という2人の創業者が退いたあとのホンダの混迷です。官僚主義や人事抗争などがはびこり、様々な危機が訪れる中、本田宗一郎の後継者たちが、どうそれに立ちむかっていったのかを描いています。

ホンダにとって、F1とは何なのか、あるいは、なぜホンダの入江氏がセガの副社長になったのかといった疑問にも答えてくれる内容となっています。
とてもページ数のある本ですが、一気に読める本です。ちょっとした小説よりもよっぽどこちらの方が面白く読むこよとができると思います。
ビジネスマンの方は、是非読んでみることをお勧めします。

ホンダ神話―教祖のなき後で (文春文庫)

ホンダ神話―教祖のなき後で (文春文庫)