ホンダ神話―教祖のなき後で―
副題は、「教祖なき後で」ですが、ホンダ創業時からの歴史が克明に描かれたノンフィクション作品です。
中心となる部分は、副題の通り、本田宗一郎と藤沢武夫という2人の創業者が退いたあとのホンダの混迷です。官僚主義や人事抗争などがはびこり、様々な危機が訪れる中、本田宗一郎の後継者たちが、どうそれに立ちむかっていったのかを描いています。
ホンダにとって、F1とは何なのか、あるいは、なぜホンダの入江氏がセガの副社長になったのかといった疑問にも答えてくれる内容となっています。
とてもページ数のある本ですが、一気に読める本です。ちょっとした小説よりもよっぽどこちらの方が面白く読むこよとができると思います。
ビジネスマンの方は、是非読んでみることをお勧めします。
- 作者: 佐藤正明
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2000/03
- メディア: 文庫
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