気ままな読書ノート

日本の小説を中心に読んだ本の感想を書いています。時々IT関連本や本の自炊の話題も。最近は自炊した書籍をiPhoneで再読することも多いです。

こんにちはソフトなプログラム、さようならハードなプログラム

作者の熱い思いが伝わってくるような良書だと思います。この本は、様々な機器に組み込むソフトウェア(いわゆる組み込みソフト)を開発している人を主な対象読者としているようですが、ここに書いてある内容は、僕のようなPC系の開発している開発者にもほとんどそのまま通用するものばかりです。
サンプルコードは、C と アセンブラですが、コードの部分は読み飛ばしても問題はありません。本文の部分を読めば、作者の言いたいことは十分に伝わってきます。

なおこの本は、題名のとおり、どうやったら拡張性のないガチガチのプログラムから、変更が容易で維持管理しやすいプログラムを作成するかが書かれています。この本で強調されている「些細な重複も許すな」という考えは、単にサイズを小さくするだけが目的でなく、良いソフトウェアの条件なのだということが、強く伝わってきます。