気ままな読書ノート

日本の小説を中心に読んだ本の感想を書いています。時々IT関連本や本の自炊の話題も。最近は自炊した書籍をiPhoneで再読することも多いです。

カッコウはコンピュータに卵を産む

本書は、ネットワークハッカー追跡のドキュメントです。天文学の研究者であり本書の著者であるクリフォード・ストール氏が勤めるバークレーにあるローレンス・バークレー研究所で、研究所の課金情報がたった75セント違っていることが、きっかけとなり、FBI、CIA、国家コンピュータ安全センター、軍、タイムネットといった様々な機関を動かし1年余をかけ、犯人を逮捕にこぎつける、という実話を元にした小説です。実話とは思えないほど、面白いストーリー展開です。
コンピュータの名著・古典100冊にも選ばれており、コンピュータに関わる人でなくても、とても面白く読める本だと思います。

カッコウはコンピュータに卵を産む〈上〉

カッコウはコンピュータに卵を産む〈上〉