気ままな読書ノート

日本の小説を中心に読んだ本の感想を書いています。時々IT関連本や本の自炊の話題も。最近は自炊した書籍をiPhoneで再読することも多いです。

接触(タッチ)

どんな病も直してしまうという、奇跡の力を突然持つようになった開業医のアラン。自分が素晴らしい力を得たことを知り喚起し、大勢の難病を患う人々を助けようとしますが... それには大きな代償を払うことに。
とにかく、彼の小説は読み始めたらとまらなくなってしまいます。現役の開業医であるF・ポール・ウィルスンが描いた医学サスペンス(医学ホラー)の傑作です。

接触(タッチ)は、ナイトワールド・シリーズの第3作目なのですが、1作、2作とのつながりはほとんどありません。この3冊を読んだだけでは、その関連性が見えません。それぞれの話がどうつながって来るのかが理解出来たときの嬉しさ、それは、シリーズを最後まで読んだ人だけが味わえる特権でもあります。

触手(タッチ)〈上〉 (ハヤカワ文庫NV―モダンホラー・セレクション)

触手(タッチ)〈上〉 (ハヤカワ文庫NV―モダンホラー・セレクション)