気ままな読書ノート

日本の小説を中心に読んだ本の感想を書いています。時々IT関連本や本の自炊の話題も。最近は自炊した書籍をiPhoneで再読することも多いです。

星封陣 - 高橋克彦

巻末の解説に『一見信じ難いが、真実は実際このとおりであったのかもしれない、と思わせるだけのパワーと作者の思い入れがある』と書かれているが、まさにその通りです。作者のパワーと思い入れでググッと高橋ワールドへ引き込まれてしまいます。
曽我氏と物部氏との戦いが現代によみがえり、物部氏の末裔の緋星紅丸(主人公)が活躍する伝記SF小説です。UFO、ピラミッド、キリスト、シュメール、竜など、高橋氏お得意のスケールの大きな世界が描かれ、ほんとうにワクワクしながら読むことができます。
「竜の柩」と合わせて読むとより楽しめると思います。

星封陣 (講談社文庫)

星封陣 (講談社文庫)