気ままな読書ノート

日本の小説を中心に読んだ本の感想を書いています。時々IT関連本や本の自炊の話題も。最近は自炊した書籍をiPhoneで再読することも多いです。

闇の報復

F・P・ウィルスンの大作「ナイトワールド・サイクル」の第5作目。第4作「リボーン」で復活した「悪」とビルライアン神父の戦いを描いています。
「リボーン」で「悪」が復活し、この「闇の報復」で成長を遂げ、最終章の「ナイトワールド」へと続いていきます。この「闇の報復」は、じわりじわりと「悪」が力を付けてゆく様がとても怖く、言葉ではうまく表すことのできない、気味悪さ、恐ろしさで、背筋が寒くなります。ホラー好きの人にも、そうでない人にも、お勧めできます。
とにかく、「闇の報復」を読んだら、「ナイトワールド」を読まずには入られなくなります。

闇の報復〈上〉 (扶桑社ミステリー)

闇の報復〈上〉 (扶桑社ミステリー)