最後の相場師
是川銀蔵という実在の相場師をモデルとした小説で、ある老人が相場の世界で活躍するサクセスストーリー。
時代は昭和50年代であり、個人が気軽にネットトレーディングできる現在とは大きな違いがあると思いますが、逆にそういった時代だからこそのストーリーが、とても面白く、手に汗握る展開になっています。
金儲けのためではなく、自分の能力を試すために、恵まれない孤児への支援を目的とした基金設立のために、相場を張る老相場師の姿に、なぜかさわやかな感動を覚えます。
- 作者: 津本陽
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 1988/01
- メディア: 文庫
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