2005-09-26 火怨〈上〉―北の燿星アテルイ - 高橋克彦 高橋克彦 大和朝廷と蝦夷との戦いを蝦夷側から描く歴史小説です。心躍る小説とはまさしく、この火怨のような小説を言うのだと思います。とにかく、アテルイをはじめとする蝦夷たちの若者が生き生きと描かれ、ぐいぐいと引き付けられてしまいました。ちょっと三国志に似た雰囲気がありますね。今まで、高橋克彦の最高傑作は、『竜の柩』だと思っていましたが、火怨は(まだ、上巻しか読んでいないが)、それを凌ぐ傑作の予感がします。火怨 上 北の燿星アテルイ (講談社文庫)作者: 高橋克彦出版社/メーカー: 講談社発売日: 2002/10/16メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 83回この商品を含むブログ (49件) を見る