気ままな読書ノート

日本の小説を中心に読んだ本の感想を書いています。時々IT関連本や本の自炊の話題も。最近は自炊した書籍をiPhoneで再読することも多いです。

It(それ)と呼ばれた子 幼年期

母親からのむごい虐待について赤裸々につづったノンフィクションです。
なぜ、優しい愛情にあふれた母親が変わってしまったのでしょうか。どうして、我が子にこんなにもひどいことができるのでしょうか、信じられません。でもこの悲惨な出来事は小説ではなく、現実のものであり、(日本の子供達も含め)多くの子供達が、今現在も苦しい思いをしているのだと思うと胸が張り裂けそうになります。
デイブは、かろうじて生き抜くことができました。それは、彼が「生きぬいてやるぞ!」という強い意志があったからだと思います。
児童虐待がこの世の中から消えることを願わずにはいられません。

“It”(それ)と呼ばれた子 幼年期 (ヴィレッジブックス)

“It”(それ)と呼ばれた子 幼年期 (ヴィレッジブックス)