気ままな読書ノート

日本の小説を中心に読んだ本の感想を書いています。時々IT関連本や本の自炊の話題も。最近は自炊した書籍をiPhoneで再読することも多いです。

UMLモデリングの本質

UMLを使った実践的なモデリング手法について書かれている良書だと思います。
良いモデルを書くには豊富な経験が必要だと思いますが、経験の浅い開発者でも、本書を読むことによって、経験の少なさをある程度カバーできるのでは無いかと思えます。本書で扱っている話題が、デザインパターンアナリシスパターンリファクタリング、ビジネスモデリングと多岐にわたっているため、読みこなすのは難しい本だと思いますが、後半の「モデリングの実践」の章では、筆者の経験に基づくノウハウが公開されており、特に「揺さぶり」でモデルを洗練させてゆくやり方は、とても参考になりました。

UMLモデリングの本質 (日経ITプロフェッショナルBOOKS)

UMLモデリングの本質 (日経ITプロフェッショナルBOOKS)