天国はまだ遠く - 瀬尾まいこ
都会の生活・仕事に疲れきった主人公千鶴が、自殺しようと思ってたどり着いた人里離れた田舎の民宿。 しかしここで自殺に失敗した彼女は、自然に囲まれた生活のなかで少しづつ癒されていきます。
心温まるとても良い本だと思います。
民宿の田村青年の関西弁がとてもいいですね。この関西弁がこの小説をより暖かい雰囲気にさせてくれます。
瀬尾まいこさんの作品は初めてでしたが、伏線やどんでん返しやというものはほとんどなく、直球勝負の小説という印象を受けました。これがこのお話をより爽やかにしてくれているし、とても素直な文章で読みやすく思いました。
千鶴のその後がとても気になります...
- 作者: 瀬尾まいこ
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2006/10/30
- メディア: 文庫
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