気ままな読書ノート

日本の小説を中心に読んだ本の感想を書いています。時々IT関連本や本の自炊の話題も。最近は自炊した書籍をiPhoneで再読することも多いです。

Google vs セカンドライフ 3Dウェブ仮想社会の覇権争い

予想していた内容とはちょっと違いました。
「リンデンリサーチやGoogleの戦略とか今後の行方」、「2社の対決はあるのか、あるとすればどうなるのか」、「セカンドライフなどのメタバースが発達することで、世の中がどう変わるか」、「個人の関わり方はどうなってゆくのか」といった内容を期待していたのですが、(もちそん、そういった内容も含まれていますが)、企業がビジネス利用を考えた場合、セカンドライフとどう関わってゆくのが良いのか、という記述が大半を占めています。

目次を見れば、僕の想像が的外れだということはすぐに分かったはずなのですが、書店でタイトルだけ見て衝動買いしてしまいました...

とは言え、セカンドライフについて知識がほとんど無かった僕には、いろんな意味で勉強になりました。
メタバースへの参入を考えている企業担当者、あるいは、メターバースを企業内で活用しようと考えている企業担当者には、とてもためになる本だと思います。

それにしても、ユーザーの中心が、10代、20代の若者ではなく、30代以降の男性というのは驚きました。