ボーイズ・ビー - 桂 望実
母親を亡くした小学6年の少年・隼人と、たまたま知り合った偏屈で他人との交わりを拒む靴職人の70歳のじいさんとの心の交流を描いた作品です。
僕は、靴職人の園田栄造の視点でがこの小説を読み進めましたが、他人との関わりを避けてきた栄造が、少年との交流の中で徐々に変わってゆく様は、読んでいて気持ちよかったです。
年齢は離れていても、こんな付き合いができたら最高だなって思います。
ラストは作り過ぎかなって思わないでもないですが、笑みが自然とこぼれてきました。キラキラ輝いているそんな小説でした。
- 作者: 桂望実
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2007/10
- メディア: 文庫
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