アイの物語 - 山本 弘
最後は風呂敷広げすぎという感じもしますが、全体的にとても良かったです。最近のSFはあまり読まないので外してるかもしれませんが、新しいアンドロイド像を示した画期的な作品かなと思います。
それと、まったく別々に発表された短編(最後の2編は書きおろしですが)をつなぎ合わせて、ひとつのストーリー性のある作品に構成したというのもすごいです。
特に「詩音が来た日」は、素晴らしいと思います。この手の作品で涙が出て来るとは、予想もできない出来事でした。
山本弘の作品を読むのは今回が始めてで、きっと僕よりも若い作家さんなんだろうと思ったら、僕よりも年上だったので、それもまた驚きでした。
他の作品も読んでみたいです。
- 作者: 山本弘
- 出版社/メーカー: 角川グループパブリッシング
- 発売日: 2009/03/25
- メディア: 文庫
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