気ままな読書ノート

日本の小説を中心に読んだ本の感想を書いています。時々IT関連本や本の自炊の話題も。最近は自炊した書籍をiPhoneで再読することも多いです。

図書館の神様 - 瀬尾まいこ

若い女性の一人称でつづられる平易な文章で、内容がすーと頭に入ってきます。主人公である高校の新米教師・清は、部員が一人しかいない文芸部の顧問になるのですが、その唯一の部員である垣内君と接することで、影響を受け、逆に変わっていく様子は、読んでいて心地よかったです。
清の明るい未来を示唆するようなラストも良く、優しい気持ちになれる作品ですね。

僕は高校生のころは、まったく図書館とは無縁の生活してましたが、とっても勿体ない事したなーと、この本を読んで思いました。

図書館の神様 (ちくま文庫)

図書館の神様 (ちくま文庫)