気ままな読書ノート

日本の小説を中心に読んだ本の感想を書いています。時々IT関連本や本の自炊の話題も。最近は自炊した書籍をiPhoneで再読することも多いです。

空の剣 男谷精一郎の孤独 - 高橋三千綱

剣聖と称された男谷精一郎の半生を描いた作品かと思って読み始めましたが、違いました。
これは青春時代小説ですね。少年剣士がまだ見ぬ母を訪ね旅をすることで、人間的に成長してゆく物語です。
若き主人公が、幾多の試練を乗り越えていく姿が実に良かったです。

空の剣 男谷精一郎の孤独 (集英社文庫)

空の剣 男谷精一郎の孤独 (集英社文庫)