てるてるあした - 加納朋子
とても温かい気持ちになりました。
自分のことしか考えられなかった主人公の少女照代が、周りの人々に支えられながら、少しずつ周りが見えるようになり、成長してになってゆく姿がとても良かったです。
そして、つながることができるのは、同世代の人たちばかりじゃないっていう点も。
最後はじーんとし、目頭が熱くなりました。
姉妹作の『ささらさや』は軽いミステリー風の作品でしたが、こちらは、ミステリーの要素はありませんでした。
どちらも、甲乙つけがたいですが、どちらか1冊と言われたら、この『てるてるあした』かな。
- 作者: 加納朋子
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2008/02
- メディア: 文庫
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