気ままな読書ノート

日本の小説を中心に読んだ本の感想を書いています。時々IT関連本や本の自炊の話題も。最近は自炊した書籍をiPhoneで再読することも多いです。

ねむり - 村上 春樹

はじめて村上春樹を読む。今まで特に意識して読まなかった訳ではないけど、なんとなく読む機会が無かった。これは図書館でたまたた目に留まったもの。

この作品(短編)は、眠れなくなった主婦の不思議な物語。現実なのか非現実なのかが分からなくなっていく彼女の心の動きがとても面白い。

眠る必要が無くなったら、それは嬉しいことなのか、それとも... やはり「ねむり」は必要だな。そんなことを考えながら読んだ。

主人公の心理がすごく面白いのだけれど、終わり方がとても唐突で、どう解釈したら良いのかがわからなかった。もう少しストレートに解釈ができる終わり方が良かったな。

ねむり

ねむり