鉄道員(ぽっぽや) - 浅田次郎
浅田次郎さんのあまりにも有名な短編集。8つの作品が収録されています。
一番良かったのは、「ラブレター」。今の世の中ではあり得ないような白蘭さんの純真な心に切なく、そして愛おしい気持ちでいっぱいになりました。「角筈にて」も心にしみる良い話でした。
「鉄道員」は映画で見て内容を知っていたせいか、いまいち入り込めませんでした。良い話であることは間違いないのだけれど...
一方、「オリヲン座からの招待状」も映画化されてますが、よくぞこの原作から、あのストーリーを作ったと映画の方に軍配を上げたくなります。最後の留吉の台詞に心が打たれました。
- 作者: 浅田次郎
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2000/03/17
- メディア: 文庫
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