利休にたずねよ - 山本 兼一
全く前提知識がないまま読み始めました。千利休が有名な茶人ということくらいしか、知識がありませんでしたが、とても面白い話でした。
千利休は、世の中を達観し、俗事を超越し、さとりの境地にある人物なのではと勝手に想像していましたが、熱く激しい心と無縁ではないということはちょっとした驚きでした。
もっと人間臭く、政治とも深く関わっていたことはちょっとした驚きでした。
利休が秀吉の勘気に触れ切腹を命じられるいきさつが、結末から時間を逆に辿って、少しずつ少しずつ核心に迫っていくという手法はとても斬新でした。
- 作者: 山本兼一
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2010/10/13
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