沖で待つ - 絲山 秋子
芥川賞というとなんか堅苦しいというイメージがあるが、まったくそんなことはなかった。
「沖で待つ」で語られる数々のエピソードはリアル感が何とも言えずに良かったですね。
また、主人公の住宅設備機器メーカーに勤める女性社員(私)と同期の太っちゃんの関係も良いなー。
こういった関係はなんかうらやましい。
このリアル感と主人公の女性像が芥川賞の決め手だったのかな。
「勤労感謝の日」の女性も、きっと等身大の働く女性の姿なんだろうなーと思う。
絲山秋子の描く女性は、実に興味深い。
- 作者: 絲山秋子
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2006/02/23
- メディア: 単行本
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